夢追い人

"It takes a dreamer to make a dream come true."―Vincent Willem van Gogh

日報というもの

diary writing

お久しぶりです。久々にネタが出来たので久々の更新です。

前いつ頃更新したのかも忘れてしまうほどですが、その間にいろんなことがありました。


バイト先の仲間に誘われて参加した日報もその一つです。


今回はこの日報に関して、参加するまでの印象(実は僕だけ現メンバーでは途中参加組です)、参加してから今までの日報を見て思ったこと、そして実際に続けてみて感じたことを書いていこうと思います。

同じく参加しているメンバーの一人がMediumに同じような記事を書いているのでよければあわせてお読みください。

medium.com

日報ってどんなもんなんだろう?

僕がはじめてこの日報という試みを知ったのは、この企画発足時でした。何故か一瞬だけGitHubリポジトリへの招待が来た後、リンクをクリックしてみるとアクセスできなかったのは今でも覚えています笑(この時はメンバーをまずは絞ってみて様子を見ようということで当初招待した人数より絞っていたみたいです。)

そっから時たまそのメンバーたちに会ったりする中で、いつそんな情報の共有があったのかみたいなことをお互いに知っていたりして、漠然となんだか楽しそうだな、閉鎖的SNSみたいな存在なのかな、とふわっとした印象を持っていました。
僕自身、普段はTwitterをやるくらいでLINEやMessengerなどの個人的やりとりはほとんど動かないのが日常で、そんな身からしてみたら日常的に情報を共有しあう仲間、という外からのパっと見の印象はすごくキラキラしたものに感じられていました。

発足から一ヶ月、参加

そんな僕が日報に参加したのはこの試みが始まってから一ヶ月ほど経ってからです。先程書いたような印象を持っていた僕は発起人からの誘いに二つ返事ですぐ参加を決めました。

参加を決めるとGitHubリポジトリへの招待が届きました。一ヶ月ぶり、二度目の正直です。でもここで少し疑問がわきますよね。そういえばどうやって日報、ようは言ってみれば日記のようなものをGitHubで管理しているんだろう?ということです。

招待にAcceptボタンを押し、開かれたページに飛び込んできたのはほとんどなにもないリポジトリと、100件近くにおよぶIssueでした。そうです。日報はIssueに書かれていたんです。

READMEにはシンプルに10行ほどの決まりごとが書いてあって、書くべき項目は

・今日やったこと
・明日やること
・学んだこと
・読んだもの
・思ったこと
・一言

となっていました。なるほど学んだことなども共有するのかと。

そういうわけで早速感覚をつかむためにIssuesの海に乗り出していきました。最初は湖の上を遊覧するかのごとく軽い気持ちで見始めたのですが、すぐに甘い考えだったことがわかりました。
すごくバチバチした場所だったんです。いい意味で。

例えばあるメンバーはWP案件やR案件など、自分の仕事ごとにやったことをまとめて詳細に学んだこと・出来たこと・足りないことを記述していました。
あるメンバーは、デザイナーという立場からアウトプットの意味も含めてその日作ったものを共有していました。
あるメンバーは、読んだ記事の引用までつけて自分の考えを綴り、あるメンバーは、日々の出来事を本気で考え、そしてそれぞれの日報へのコメントで本気の議論が交わされていました。

もちろん、フランクなやりとりもあるのですが、この日報という場所はお互いをさらけ出し、高め合う場所だったんです。


自分を高めるにしてもスキルアップするにしても普段からふわっとしている僕は、一抹の不安も抱えつつ、「新たな考えを取り入れてくれそう」と本気で考えて選んでくれたメンバーの期待を背にその日から書いていくことになりました。

そして現在

そして現在です。変なところの真面目さと、暇さのおかげで参加してから一日も欠かさず続けることが出来ています。相変わらずふわっとしてしまっている感は否めませんが、楽しみつつ日々刺激を受けています。

このコミュニティーはほんとに面白くて、例えば恋の悩みとかを誰かが書いたとしても全く誰も反応しません笑
飲みの席では全力でいじりにいく人ばっかりではあるんですが、まぁ記録を残さないというやさしさでしょうか?笑

でもそれ以上に全員が、ここは互いを高め合う場所なんだって意識していて、それがこういう状況につながっているともいえます。だからこそ学びが深い日報ほどコメントが集まり、議論が深まり、全員が新しい考え方を手に入れることができる。

もちろんだからと言ってそういうことを書いちゃダメというわけではなく、みんな目を通してくれているので全てさらけ出せる気の許せる仲間としてもいてくれます。
さらに書き方ががっちりと決まっていないからこそ、それぞれのスタイルで続けられる。

そんな日報コミュニティが、僕は好きです。

ところで実際に書くの、めんどくさくない?

Issuesなので日報はMarkdownなのですが、ここで一つどうしても避けられないことがあります。
それは書きたいことを書くのもいいし、考えたことを綴るときにもまったく気にならないことではあるのですが、唯一読んだ記事のリンクを貼り付ける時だけ、すごいめんどくさいんです。しっかり書こうとすればするほど。

Markdownでリンクを貼る時ってこう書きますよね。

[タイトル](URL)


なんだこれだけかという感じもありますが、タイトルとURLを一回一回コピーしてこなきゃいけないのですごい面倒です。面倒なことが嫌いな僕はしょっちゅう読んだ記事を読んでないと書いたりだとか、URLだけ直接貼り付けてしまったりとかサボりがちです。


日報メンバーでなにか作りたいね、となった時真っ先に上がったのもこの問題でした。これに対する解決法をうまく用意できないか、と。
幸いバイト先というのはITを中高生に教える会社です。メンバーにはエンジニアもデザイナーもいます。やるしかない。


というわけで実際に作っちゃいました。

読んだ!を10倍早くする、nippoly

nippoly.github.io

読んだ!を押すとその日読んだ記事がストックされていって、最後にまとめてMarkdownにできちゃうChrome Extensionです。実際のダウンロードはこちらから。

chrome.google.com

身の回りから世界を変えていく、そんな日報メンバーたちの想いの結晶です。

実は日報メンバー、プログラミングに普段から触れているとはいえChrome Extension自体の開発は全員はじめてでした。なのであーだこーだ言いつつなんとか作り上げた感じです。
まだまだ未熟な点もあるかとは思いますが、OSSにしているので是非IssuesやPull Requestもお待ちしています。

GitHub - nippoly/nippoly: 読んだ!が10倍速くなる

これを機に是非あなたも仲間を集めて日報をはじめてみてはどうでしょうか?



それではまた!