夢追い人

"It takes a dreamer to make a dream come true."―Vincent Willem van Gogh

卒業文集を書きました

The Graduates

お久しぶりです。

タイトルの通り、卒業文集を書きました。...と言ってもガチのものではなくて、二つのAdvent Calendarで合わせてこの大学と大学院6年間を総集するような、そんな内容の記事を書いたという話です(できたらLGTMお願いします笑)

qiita.com
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本来の卒業文集である修論は引き続き別でがんばりますが、文章を書く練習という意味でもこの二つを通して結局自分が何を伝えたかったのか、この6年間で学びえたものが一体なんだったのか、といったような部分をこの記事でまとめていこうと思います。
詳細な部分は各記事に任せるのでぜひ二つの記事に目を通していただいた上で、読んでもらえると嬉しいです。

常に中心にあった「プログラミング」と「教育」、そして「体験」を考えるということ

長ったらしい見出しで恐縮ですが、まずはこの6年間の僕を語る上で外せなかった3つの要素について書いていきます。
それが「プログラミング」、「教育」、「体験」です。

この3つの観点を考えることになるのはLife is Tech !のメンターとして大学生活6年間のうち5年もの歳月を過ごしてきたことが何よりのきっかけとなっています。

元々中高時代にドラマに影響されてプログラミングをはじめていた僕は、Life is Tech !の存在はなんとなく高校時代から知っていました。大学に入り、バイトをするとなった時に、大学の性質上やはり家庭教師や塾講師の多い環境でしたが受験勉強にはもうあまり関わりたくない、でも人に教えることは好きだという気持ちがあって、ですからメンターに応募するのは結構自然な流れだったと思います。

入った当初、僕は他の同期たちより幾分か余裕のある身だったと思います。大学一年で単位をコツコツとったおかげで生まれた大学二年のモラトリアム期間もそうですし、技術力も元々プログラミングをやってきただけあって一歩リードしていました。そのためメンターとしては苦手なコミュニケーション能力をいかにあげるかだったり、どういう教え方をするといいのかというところをずっと考えながら取り組んでいたと思います。

そうして1年間、先輩たちの姿を見習ったり、自分なりの工夫を盛り込みながらメンター生活を楽しんでいたわけですが、そんな中大きな機会を得ることになります。それが「テクノロジア魔法学校」の教材開発チームへの参加です。
このプロダクトはディズニーさんとのコラボ商品であり、今後のLife is Tech !の教材のあり方を決めていく、そんなプロダクトでした。その中心には開発の始まる少し前からWebデザイン教材としてデビューしていたMOZERシステムが採用されており、教材開発中常に考えさせられたのは「LX(Learning Experience)」という概念でした。

「プログラミング」としていいコードと「教育」としていいコードの違い、何を優先して、どれは教えないか、どの順番に教えればわかりやすいのか、などなど...

ひたすらそんなことを考えながら同じくメンターの中で招集された仲間や、社員さんたちと作りあげていました。

元々デザインなどに興味があり、研究室もUIを取り扱っている五十嵐研を志望していた自分にとって、それが広くUI/UXであったり、メンターとして提供するLXという観点に結びつくまではそう時間はかかりませんでした。

こうして僕は「プログラミング」・「教育」・「体験」の3軸を持っていろんなことに取り組んでいくことになります。

早めに回って来た機会

そんなメンター生活を過ごしていると、数多くの機会をかなり早い段階でいただくことになっていきます。
まずは技術力・メンター力の高い限られたメンターにのみ与えられる、黒ポロメンターと言う身分、そしてiPhoneコースのカリキュラムを社員さんとともに考えリードしていくコースリーダーの職、そしてメンターの研修を担当する講師の役割です。

僕はこれらをどれもかなり早い段階から引き受けることになりました。その結果、単純な中高生にどうITでのものづくりを教えていくか、というだけでなく、そんな中高生を教えるメンターをどう育てていくか、どうサポートしていくかといったところも考えるべき範疇になりました。


ここで僕に生まれた意識が、とにもかくにも自分の記録を残していこうという意識です。もちろんこんなブログを中高生時代からやっていた身なので、元々こういったことが好きなのもあるのですが、とにかく実際の中高生に向き合う時はさまざまなことを試し、講師としてもいろんな角度からこうすれば伝わるのではないか?これは難しいのかな?などと考え、そしてやったことをなるべく記録に残すようにしました。

これは言ってみれば、仲間たちの体験を良くするという取り組みでした。そしてこのようにさまざまなな角度から「体験」を考えていく上で、次第にそれは元々の興味だったUIなんかと結びつきメンターとはかくあるべき、こういうことも考えていかなきゃいけない、みたいなそういう自分の中の価値観へと変容していきました。

そして、2020、決断と発見の年

そして、今年、コロナという激動の中、自分は今までの集大成のような、そんな機会にめぐりあい続けました。

ひとまず「選択」というテーマではこちらにその様子を書いたので興味のある方は読んでみてほしいです。

note.com

さて、この中で描かなかった選択があります、就活です。
就活もある意味大きな選択だと思いますが、あえて書かなかったのは2020年、もっとも自分をアップデートした選択がnoteに書かせてもらった選択だと思ったからです。

逆に就活に関してはむしろアップデートではなく、これまでの自分の総決算としての選択だったと思います。最終的に内定をもらったのは3社ほどありましたが、結果、給料の良さであったり、福利厚生・知名度などそういったものを差し置いて、ここまでに培ってきた価値観の中に揺らぎなくあった「UI/UX」への志向、軸足をエンジニアリングに置くこと、そして越境し協業するというスタイルがもっとも理想に近かった会社を選びました。
正直そんな自分の中にぼやっとあったものが一番合いそうだと言う直感で選んだので、恥ずかしながら内定から数ヶ月たった今でさえ、内定先のブログなどを見て「めちゃくちゃ自分にあってるじゃん」と再発見を続けています笑

まとめ

結局身の丈話ばかりで、何を言いたかったのかというところを全然書きませんでしたが、最後はそれっぽくまとめて終わりたいなと思います。

僕なりの言いたいことは、多分、ざっくりとまとめると「体験」は大事、「越境」することは何かに繋がる、教育者は常に学習者たれ、まぁそんなあたり前のことでしょうか。
んー最後の最後に自分でもわからなくなってきましたが、とにもかくにも、自分のこの学生生活には「プログラミング」・「教育」・「体験」その3ワードがついて離れませんでした。もちろんこれが正解だとかそう言うことを言いたいわけじゃないです。ないんですが、1学生をそれだけ虜にしたこの3つのワードをぜひみんなにも考えてみてほしいなと思います。

現代、特に日本ではこの3つに関して多分未熟です。そんなものに全力でぶつかっている僕がこれまでに関わってきた人・もの、そしてこれから関わっていく人たち、そんな人たちが未来を引っ張っていくのだと思うので、僕もそこに参画して、その役割の一端をになっていきたいと思います。

いつも通りまとまったようなまとまらないようなこの記事を最後まで読んでくださった方、読んでいただいてありがとうございました。
今回紹介した自分の記事3つはこの記事で言いたかったことを三つの観点でそれぞれもっと濃密に語っているので、もしよろしければ読んでいいねなどもらえると嬉しいです。

それではみなさん、メリークリスマス、そして良いお年を!