3年A組とクリエイティブ
お久しぶりです。
前回からかなりの期間空いてしまいましたが、またLTをする機会がありそこで話したことをまとめておきたいと思います。
3年A組について
3年A組はこの冬に放映されていた日テレの人気ドラマです。
あまり書くとネタバレになってしまうので控えますが、ざっくりというとネットいじめをテーマにハラハラドキドキな展開が繰り広げられていました。
中でも注目されたのは菅田将暉さん演じる柊先生の熱い言葉でした。
これらはもちろん、ネットいじめやそれを助長してしまうような軽率な行動に対して向けられたものが多いですが、それがもしかしたら教育やプロダクトをつくるというところに通じてくるのではないかと思い、このようなLTにまとめました。
体験の作り方
今回注目したのは「もっと想像しろ」「もっと考えろ」といった部分です。いじめのような文脈ではこれはもちろん相手の気持ちを考えて、その行為が正しいかどうかをちゃんと判断しろということになりますが、教育やプロダクトをつくるという観点でも基本はそこにあるなぁと感じました。
教育もプロダクトをつくることもつまりはなんらかの体験を相手に届けるということです。
それにはもちろん「一般的にはこうすればいい」とか「このやり方をすれば間違いない」とか、そういうものもあるかとは思いますが、やはりベースにあるのは想像力なのかなと思いました。
教えてもらってる人が、プロダクトを使う人がどう感じ、どう思い、どう考えるのか。
これの想像が欠如しているといくら自分がよいと思っているものでも響くことはありません。
その意味で良い教育、良いプロダクトをつくれる人というのは、基本としてそこの想像力がきっちりと身についている人と言えるのではないかなぁと思っています。
そして、この想像力、と言ってもやはり他人のことなので最初からできるとは限りません。じゃあそれをどう身につければよいのか?
ここに思考を巡らせた時、ものごとを学ぶ基本である守破離という考え方が生きてくるのかなと思いました。
まずとにかく良いものの真似をします。良いものというのはたくさんの人に受け入れられているものなので、それを真似することによってどういうものであれば相手に受け入れられるのか?その時どう相手が感じるのか?というところを考える足がかりを得ることができます。つまり想像力の下地ができます。
その後それを応用していきます。応用することでそれが実際の場面で適用されたらどういう結果になるのか?つまり想像し行動したフィードバックを得ることができます。これによって自分の想像に修正を加えることができよりいい想像を次からすることができるようになります。
そしてその想像力が十分に育った時、自分のやったことないこと、今まで触れていなかった領域についても想像することができるようになり、それを実行することによってその分野での発展を得ることができます。
今書いたことはもしかすると守破離の基本的な意味を想像力という単語で補っただけの文章かもしれません。ですが、このように物事の守破離の過程には想像力というものもしっかりといきている、それは間違いないのかなと思っています。
ここまでさらっと書いてきましたが、これらを実際にしていくにはなにかを行いながら想像すること、つまり考え続けることが重要です。
だからこそ何事も、特に体験を届けることというのはずっと考え続けなければいけないのかもしれません。
Let's think.