夢追い人

"It takes a dreamer to make a dream come true."―Vincent Willem van Gogh

Lightning Talkについて考える

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こんにちは。これは空いていたためIS17er Advent Calendar 2017 - Adventarの20日目の記事として21日からゆったりと年を越しつつ書かれました。

僕はは普段Life is Tech !という中高生向けプログラミング教育の会社で大学生スタッフ、通称メンターをやっています。そのうちのスクールというところでは自分の班として4~5人の中高生に毎週iOSアプリ開発について教えています。

Life is Tech !スクールは学習塾などとは違って、カリキュラムが明確な日程としては組まれていません。ですので、その場にいる中高生の進度は様々であり、言ってみれば進捗の違う個人指導を複数同時に行うような形になります。すると当然のことながら班の中高生全体に向けて足並みを揃えて教える機会というのは限られていて、個々にその場その場で適したことを教えていくというのが基本スタイルでした。
これは「中高生一人一人の可能性を最大化する」という点においては正解なのですが、どうしてもその中で「本当は全員に伝えたいんだけどなぁ」みたいなことが出てくる印象を受けていました。そこで10月からの期では毎週自分の班向けになんらか伝えたいことをお題にしたLTをするという試みを行っています。

すごく前置きが長くなりましたが、今回はそんな取り組みを通して感じたLTに関しての考えを述べていければと思います。

どんなことを話すか

話す内容の選び方はすごく簡潔で、

  • 自分の経験から伝えたいこと
  • 自分の班の中高生にわかってほしいこと

という2ポイントで選びました。これはもちろん今回のような場合に限定されたものですが、考え方として聞く相手がどのような人たちなのか?というのは本当に重要だと感じています。
これは人数にもよりますが、別に全員のことを考えろというわけではなく、どういう属性の人がいるかということです。それに応じて話す内容を考える、さらにはレベル感や伝え方まで考えられるかと思います。

今回は具体的には以下のようなことを話していました。

  • 第一回:自己紹介、Slackの紹介
  • 第二回:綺麗なコードの書き方
  • 第三回:東京大学について
  • 第四回:デザインの四原則について
  • 第五回:競技プログラミングについて
  • 第六回:発表の仕方について
  • 第七回:勉強会レポート
  • 第八回:情報系の学生が何をするか
  • 第九回:スライドデザインについて
  • 第十回:独学についての考え

Life is Tech !スクールではそれまでにやったことを発表する中間発表会や、理解を確認するチェックシートなどのイベントが挟まるのでそれに応じた回もあってだからどうこうというのは言いにくいのですが、このように普段だと伝えられないことなどを中心に話題を選んでいっています。

デザインで、伝える

スライドを作成する時、よくテンプレートが利用されると思います。選び方によっては簡単にかっこよくなったり可愛くなったりして綺麗なスライドができるのですが、今回はあえて全てオリジナルでデザインをしました。ざっと並べてみたのがこちらです。

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もちろん自分のデザインの練習であったりとか、中高生にもスライドをつくってもらうのでそのデザイン例をできるだけ多く示しておきたいみたいな意味合いもあったのですが、これだけのデザインを考えるにあたって僕は「デザインで伝えよう」というような意識をもってやっていました。
もともとデザインというものの性質上この観点は重要だなと思っています。もちろん全てにおいて「伝える」が完遂できたかどうかわからないですし、そもそも伝えたいことにマッチしたデザインが出来ているのかも微妙ですが、強調する部分をどう強調するか、だったりどういう雰囲気にすると自分の伝えたいことを一番飲み込みやすいかということを考えながらやっていました。

良かったこと

これをやって良かったことはいくつかあります。まず直接的なところでいうとスライドデザインが上達しました。アウトプットを重ねていくので当然っちゃ当然ですね。そして発表もなんやかんや少しずつうまくなっているような気がしてます。

あとは話題を考えるためにふとした時に具体的に考える癖だったり、あ、これ話してみたいなみたいなことを思うようになったのも良かったかもしれません。まだまだそれをスッと落とし込んで組み立てるところまではできてないのでこの記事のように途中からとりとめのない感じになってしまうこともあるのですが、どこかでこれも役立つのではないかなと思ったりしています。

まとめ

つまり何が言いたかったのかというと、という点が若干崩壊しかけているのですが(笑)、機会をつくるのは少し大変かもしれませんが皆さんLTをする機会をどんどん持っていきましょう。少しでもチャンスがあれば飛び込んでみましょう。
そしてスライドを作る時、なるべくデザインのところから考えてつくる挑戦をしてみましょう。

きっと自分の成長にもつながるし、聞く人にとっても有益なプレゼンになっていくと思います。

短いLightning Talkだからこそ、たくさんできるし、かつ自分の考えをしっかりまとめて話せるはずです。
人前で話す練習としても、どんどんLTの輪が広がっていけばいいなと思います。